「無いより良い」という考え方
数日にわたり、棒針で編む立体マスクの編み方をご紹介しています。
この時もお話していますが、このマスクはウイルスなどを完全に防ぐことはできないことをあらかじめご了承ください、と書かせていただいています。
というのも、公衆衛生の専門家によると、布マスクでさえ「他者からの感染を防ぐ効果は期待できない」(2020年4月2日、朝日新聞デジタルの記事)そうです。
となると、手編みのマスクは、布マスクよりもさらに隙間の大きいと思いますので、さらに感染を防ぐ効果は期待できないのではないかと思います。。。
ですが、薬局やドラッグストアに開店前から並ばなければ不織布マスクが手に入らないという状況ですし、布マスクに至っても、材料が手に入りにくい、と聞きます。
ということであれば、まだ比較的手に入りやすいコットン糸を使って編むマスクであれば作りやすいかなと思って、実際、私がそうなので、作ってみた次第です。
今、マスクは必需品だと思います。
「自分は無症状だけど感染しているかもしれないから、他者に飛沫を飛ばさないために何かブロックできるものを付けた方が良い」という考えを、私も含め、皆さんが持つことが大切だと思います。
それであれば、この手編みマスクでも「ないより良い」かな、と思うわけです。
メリアス編みのヒモ状の部分(編み図はこちら→
マスクのゴムを、手編みで代用しました! - Handgestricktのハンドメイド日記 )
は伸び縮みがないのでは?と思われるかもしれませんが、頬に当たるパーツのガーター編みの部分で適度に伸び縮みが調整できるので、自分サイズに編んでしまえば、その部分は全く問題ないとは思うのですが。。。
これも、あくまでも、私が自分で作って使用した感覚ですので、ご了承ください。
様々な企業でも、その議場独自の技術を使ってマスクを生産しているということなので、早く皆さんの手にマスクが行き渡り、この手編みマスクに頼らなくても大丈夫になって欲しいと思います。もちろん、マスクをしなくても良い世の中になるのが一番!
その日が来るのを、手編みマスクをしながら、待っています。
※朝日新聞デジタルの記事ですが、掲載後、物議をかもしているそうです。医療従事者向けに「布マスク、ガーゼマスクは推奨しない」と発表したものが、いつのまにか「布マスクは効果がない」という形で広まってしまったようです。不織布であれ、布であれ、ガーゼであれ、「マスクをつけることで、つけない場合よりも、他者への感染を防ぐことができる」ことには変わりはないようです。
上にも書きましたが、「自分が感染しているかもしれない」と考え、他人にうつさないようにする、そして自分自身は発症しないように体力を維持することが大切なのかもしれません。