Handgestricktのハンドメイド日記

手編みを中心としたハンドメイド作家です。オリジナル作品を中心に紹介しています。

作品のモチーフ「ビールのホップ」について

ビール好きな方は、ご存じの方も多いと思いますが。。。

私が作品のモチーフにしている「ビールのホップ」。
今回は、そのご紹介をします♪

 

ビールのホップは、ビールの原材料の一つです。
ホップは、主に、ビールの苦みや香りに関係する原材料で、その成分には「リラックス効果」もあると言われています。ビールを飲むと、ふっと肩の力が抜けたような気分になるのは、アルコールの成分だけではなく、ホップに含まれている成分も影響していると言われています。

 

そのホップ、通常、ビールの原材料に使う際は、乾燥してペレット状にしてあるので、ちょっとウサギの○ンみたいな形で紹介されることも多いのですが。。。乾燥する前は、畑に植えられた「つる植物」のつるの先になる「実」です。この実は、花のような形にも見えるので「まり花」とも呼ばれています。花のような、実のような形のホップは、淡い緑色をしています。収穫時期を迎えるころには、鈴なりに実を付けます。その小さな花のような実のようなフォルムは、コロンとしていてとても可愛らしいのです。

 

ビールの原材料として有名で、しかも、フォルムがコロンとして可愛い。でも、ホップをモチーフにしたアクセサリーがなかなか見当たらない! それだったら、作ろう! ということで、自分用に作り始めたホップのブローチとピアスを作ったのです。

すると、それを見た友人たちが「かわいい♪」「欲しい♪」と言ってくれたので、それならば。。。と、「手編みのホップシリーズ」として、作るようになりました。

これを着けてビアパブやビアガーデン、ビアフェスなんかに行ったら、きっと注目の的ですね!実際に使っていただいている方たちにも、喜んでいただいています。

 

初期のころは、こんな↓感じでした。

handgestrickt.hatenablog.jp

(久しぶりに見ました💦 ひゃー)

このころは、自然に揺れる感じを表現したくて、特に芯などは入れずに作っていました。これはこれで好きなのですが、その後、改良を重ねて、今は、こんな↓感じ。

minne.com

www.creema.jp

 

初期の頃よりも、揺れる感じはなくなりましたが、その日の気分で、ホップの角度を微調整できるので、それもまた楽しいかなと考えました。

ホップのシリーズも、今では、ヘアゴム、バッグチャーム、ピアス、イヤリング、巾着バッグ、などなど、種類がたくさん増えました。
(準備が整った段階で、順次アップしていきます。)

 

ホップの実や葉は一つ一つ手編みし、その後パーツを組み合わせて作るので、一つ完成するまでに半日くらいかかります。そのため、どうしても安価でお届けできない状態だったり、大量生産できないため、作っても作ってもすぐになくなってしまって、なかなかご紹介できない期間が長くなってしまうのですが、私が大好きなモチーフなので、ぜひ、皆さんに届くよう、作り続けていきたいと思っています。

 

※minneのレターにも載せています。

https://minne.com/@hand-ju/letters

併せてご覧いただけると嬉しいです。

あれから3年。いろいろありました。

 過去のブログ記事を見返していたら、3年前の記事にたどり着きました。

 handgestrickt.hatenablog.jp

 

2020年の3月。あれから3年経つんですね。

振り返ってみれば、この年の1月に東京でcovid-19に感染した人がみつかり、北海道では2月に感染者がみつかって、それからあれよあれよという間にクラスターになって、3月はちょうど緊急事態宣言中。

店頭からマスクが消えて。。。

マスクを買うために並ぶ? いや、並んでいる間に感染するかもしれないし、とか家族会議をして。。。

いやいや、家に罪庫の布があるじゃん!ミシンあるじゃん!っていうことで、とりあえず簡単な形のマスクを作って、家族で使う分をキープした。

そうしたら、近所に住む親せきが「マスクが買えずに、何度も洗って使ってるから、毛羽立ってボロボロ」っていうので、手ぬぐいとか使ってマスクを作って。。。

 

布はあるけど、ゴムがない。

じゃあ、どうしよう。。。って思ってたら、手元にコットンの糸がある。

そうだ!私は編める人だった!編めばいいじゃん!

ってなって、ゴムを使わなくても良いように、しかも使いやすい立体のマスクを編み始めたのです。

布マスクと比べると隙間だらけだし、当初は自分用にするつもりだったのですが、顔なじみの薬局の店員さんが「そうよね!編むのもありよね!立体型にも編めるんですね!」と驚いていたので、誰かの役に立つならば、と思ってブログに上げたのでした。

 

あの頃は、別業も当然リモート。それまで毎月行っていたビール倶楽部も中止や自粛で、外出する機会も激減。時間だけはとにかくあったので、編んで、編み図を作って、ブログにあげました。備忘録的なところもあったし、誰か一人でも、これを見て作って、使ってもらえるなら嬉しいなと思ったんです。 

お子さん用のマスクも不足していたから、サイズ変換の仕方を紹介したり、猫ちゃん模様のマスクの編み図を上げたり、編めない人向けにゴムの作り方を書いたり、と、毎日のようにあげてました。何かしてないと落ち着かない状態だったんですよね。とにかく、時間がある限り、編んで、編み図を作って、ブログを書くことで、自分も不安解消していたところもありました。

 

編み物ネタだからバズる、というまではいかなかったけれど、3桁のアクセス数になり、気づいたらpintarestにpinされてたり、さらには「作って売っていいですか?」という問い合わせまで。さすがに予防効果は保証できないから、お断りしましたけれど。。。少しは役に立てたのかな、やって良かった、と思いましたね。

 

編み図を売ったら売れたのかもしれないけれど、みんな困ってるから、一緒にがんばろう!っていう気持ちの方が大きかったので、売る方向では考えなかったです。

しばらくアクセス数の多い日が続きましたが、不織布マスクの供給量も安定して、昨年あたりからアクセス数は減っていきました。

私自身も不織布マスクあるいは、手芸女子友の「Bier,bitte」さんの布マスクが可愛くて素敵なので、手編みマスクは使わなくなったので、当然と言えば当然なのですが、いまだにpintarestからのアクセスはマスク関連が上位なので、手編みマスクに関心を持っている人は一定数いるようです。

 

ようやくコロナも落ち着き、いつしかマスク生活も終わりを告げる時が来るのだと思いますが、あれが3年前なんだと考えると、ずいぶん昔のことのようにも感じるのですが、逆に、ついこの間のことのようにも感じたりすることもあり、不思議な感覚です。

でも、3年、と改めて考えると、長かったなと思います。

 

大変なことも多かったし、自分的にはいまだに大変な状況は変わらないのですが、その一方で、編み物の存在を見なおすことができた3年だったので、それはそれでよかったのかなとも思います。

 

明日から新年度。

一斉に花が咲くような、そんなエネルギッシュな世界に変わっていって欲しいなと願うばかりです。

 

黒のジャンスカ

東京では桜が満開だそうで。

こちらもすっかり雪も融けて春めいてきました。今年は例年よりも暖かく、雪解けのスピードが速いです。 そんな時期ではありますが、ニットの写真をアップします。友達用に作っている黒のジャンスカ。これでは全体像がはっきりしませんね (;^_^A

全体像は、完成した時に改めてご紹介します。 
 
さて、この黒のジャンスカ。
この記事↓の時にもらった毛糸の中に、黒い毛糸がたくさんあったので、友達に「何か編む?」と聞いた結果のリクエストでした。
handgestrickt.hatenablog.jp

 

それを編み始めたのが去年↓

handgestrickt.hatenablog.jp

でも、編んでいくうちに、毛糸が足りない??? と言う感じになり、1シーズン、寝かせることになりました。

 

2022年の秋に、改めて、中細の糸を買い足して、引き揃えにして編んだら太い針でサクサク編めて良いかも?と考えて、デザインも変えて、編み進めてみると、かなり良い感じ。
 
3月中旬には出来上がる予定だったのですが(;^_^A 
やっぱりジャンスカはボリュームがありますね💦
 
今、7割くらいのところまで来たかなぁ、と言う感じです。
春になったので、そろそろニットの季節も終わりかなぁというところではあるのですが、なんとか今月、または来月上旬までには仕上げたい~! 
例年であれば、4月上旬でもニットが楽しめるのですが、今年は例年よりも暖かいので、実際に着れるのは秋以降ですね。。。
 
がんばるぞー!