Handgestricktのハンドメイド日記

手編みを中心としたハンドメイド作家です。オリジナル作品を中心に紹介しています。

ブレッツェル? プレッツェル?

私が作品のモチーフにしている「ブレッツェル」

ご存じの方も多いかもしれませんが、「ブレッツェル」はドイツ語です。

Brezel と書きます。

プレッツェル」は英語です。

pretzel と書きます。

ブレッツェルは、ドイツのパン屋さん、特に南の方のパン屋さんには、必ずと言っていいほど並んでいます。

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(この右にあるブレッツェルは、三つ編みブレッツェルですが。。。)

ドイツのパン屋さんって、朝食用に焼き立てのパンを買えるように、ということで、朝早くからお店が開いているそうです。みなさん朝から並んでパンを買いに行くんだとか。

家でも食べますが、ドイツの南の方のビアホールでは、ビールを飲みながら、ブレッツェルを食べます。ブレッツエルについている岩塩が、ビールを誘うんだそうです。ビアホールではオーダーするのではなく、テーブルの上に置いてあって、それを食べたい人は食べて、あとで申告して精算するスタイルになってます。日本人の感覚だと、食べ放題かと思っちゃうのですが、しっかり「いくつ食べた?」と聞かれ、食べてなかったら「食べてない」と答えます。が、一度は必ずと言っていいほど、「ホント?」と疑われますけど(笑)

私は、麦と麦でビールに合うし、岩塩がビールに合うから、ビールの時に食べるようにと作り始められたのかと思っていたのですが、ドイツ観光局のHPのブレッツェル紹介ページを読む限り、そうではなかったようです。(ちなみに、紹介ページには外国人向けに「プレッツェル」と表記されています。個人的にはブレッツェルと書いて欲しかったですけれど。。。)

以下、ドイツ観光局HPからの引用です。

『その誕生にまつわる伝説は数多くあります。その中の1つに、シュヴァーベン地方のプレッツェルは、シュヴァーベン・アルプの麓の町、バート・ウーラッハで 500年前に生まれたものだという説があります。当地のパン職人が侯爵の機嫌を損ねてしまい、その屋敷で処刑されるのを待っていたところ、侯爵が彼に最後のチャンスを与えます。パンを焼き、そのパンを通して3回太陽の光が輝けば処刑を免除してやると約束したのです。 パン職人はプレッツェルを焼き、命を救われたというものです』

 

つまり、穴が3つあるから、3回太陽の光が輝いた、ということ、でしょうか???

 

https://www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/food-drink/traditional-german-cuisine/pretzels.html

 

食べておいしいのはもちろんですが、ピンチをチャンスに変えてくれたパン、という意味で考えると、ラッキーアイテムという意味を持ってると考えても良いでしょうか???