Handgestricktのハンドメイド日記

手編みを中心としたハンドメイド作家です。オリジナル作品を中心に紹介しています。

私のドイツ好きの話など。。。

 以前からご愛顧いただいている方には、知っていただいているお話ではあるのですが。。。 改めて、私が「ブレッツェル」や「ホップ」など、「ドイツ」と「ビール」に関連する作品を作っているお話などをご紹介させていただこうと思います。

 

 私が「ドイツ」と「ビール」を好きになるきっかけは、当時勤めていた会社の上司に誘われて「小樽ビール」に行ったことでした。

 

 「小樽ビール」は、厳選されたドイツの麦芽やホップを直輸入し、ドイツでも少なくなってきたという伝統的な醸造方法でビールを造っている醸造所で、まさに、出来立てのドイツのビールを小樽で飲むことができる、というところです。

 

 小樽ビールは、私がそれまでに飲んだことがあるビールとは味が全然違いました。

中でも「ドンケルビール」は、麦芽のコクと甘みが私の好みにぴったり! 好きなものと出会えたのは嬉しいことです。

 

 それ以上にインパクトがあったのは、「小樽ビールがなぜ美味しいのか」という話を、その場で初めて会った何人もの人から教えられたことでした。

 ドイツのビールの歴史、ビールの醸造工程、ドイツのビールがなぜ美味しいのか。。。などなど、かなりマニアックな話でした。

驚くことに、その話を教えてくれた方たちは、スタッフではないんです。 ドイツ出身の小樽ビール醸造責任者の方から教えてもらったという話を、楽しそうに、嬉しそうに、自分のことのように話してくださったのです。

 その様子には「俺たちの街にある醸造所を一緒に盛り上げていこう」という「愛」が感じられました。

 小樽ビールというビールが好きになったのはもちろんでしたが、それと同じくらい、小樽ビールを好きな人たちのことが好きになり、小樽ビールに通うようになりました。

 

 小樽ビールを飲むようになり、ドイツの料理のことも知りました。

その中に、可愛らしい、ハートのような形に見える「ブレッツェル」というパンがありました。本場のブレッツェルには岩塩がついていて、それを一度外して皿の上にあげ、パンを食べるときに付けながら食べるのです。その味がなんとも言えない。

それ以来、飲みに行くときは必ずブレッツェルを注文するようになりました。

 

好きなものを形にしたくなるのが、クリエーターの性。。。

 

ちょうど、小樽ビール好きが集まる会で、クリスマスプレゼントの交換を行うことになり、「分かる人にはわかるよねー!」と、アクリル毛糸でブレッツェルのアクリルたわしを作りました。

すると、意外なことに、好評で。

それじゃあ、と次に考えたのが、ストラップ。

すると、当時の店長さんから「お店のお土産コーナーで販売しませんか?」とお声をかけていただけたのです。

初めはストラップ。次にブローチ、ピアス。。。とブレッツェルのシリーズを増やし、その後、さらに、ビールに関連するもの、と考えたのが、ホップのシリーズでした。

 

ありがたいことに、少しずつではありますが、手に取ってくださる方がいる。本当にうれしいです。

 

余談ですが。。。

ドイツビールとの出会いは「小樽ビール」でしたが、実は、そのずっと前から「ドイツ」のものが好きだったということに、最近になって、気づきました。

 

かつて帯広にあった「グリュック王国」。旧西ドイツの街並みが再現されたレジャー施設で、ソーセージの製作体験とかドイツの食べ物などが楽しめる施設です。

子供のころに連れて行ってもらったことがきっかけで、すっかりはまり、その後も、何度か遊びに行きました。あの頃は、小樽方面から帯広まで5-6時間もかかりましたから、それだけ時間をかけても行きたかったんだなー、といまさらながら驚いています。

コロナ禍でおうちじかんができ、家の片づけをしていたら、キーホルダーやポストカードが出てきて、一気に当時のことを思い出しました。

(残念ながら、今は廃墟になってるそうで、近くにも行けないとか。)

 

他には、ドイツパン。学生時代に住んでいたアパートの近くに、ドイツパンのお店があったんです。日本のパンとは違い、ちょっと硬めの食感にすっかりはまりました。

 

 

ただ、もっとたどれば、小樽の街の建物を設計した人たちが、ドイツで建築を学んできた人だから、小樽の街並みそのものが、ドイツの街並みと似ているというところもあって、なんとなーく、意識の中に刷り込まれてるというのもあるのかもしれません。

 

まあ、ここまで来ると、後付け? こじつけ? かもしれませんけど(笑)

また行きたいなあ。。。

ドイツ好きは、今後もしばらく続きそうです。